大会中止判断について

大会当日の開催可能性及びデュアスロン競技の可能性について
大会を開催できず楽しみにしていた選手の皆様には大変残念でなりません。当日の天候であれば、ラン・バイクのコンディションはレース可能な状態でした。しかしながら、西日本を中心に続いた大雨の被害によって大会運営が困難となる複数の事象が発生しており、開催できる状態ではありませんでした。その状況とは以下の通りです。
  • ・スイムコースは土砂水・ゴミ・流木が漂着し競技できる状態ではなかった。
  • ・大会前日大雨・洪水警報が継続しバイク・ラン設営に関わるボランティアの動員要請を断念せざるを得ない状況になった。
  • ・設営・警備を担当する警察・市役所・消防職員が防災対応のため待機を余儀なくされ、大会への協力人員が減員された。
  • ・救護を担当する予定の救急救命士が防災対応のため待機を余儀なくされた。
  • ・救護を担当する交通機関の影響で要請していたライフセーバーが到着ができなかった。
  • ・8日(日)には雨足は弱くなっていたが大雨警報は継続中であった。
  • ・四国への交通手段が陸路は全て前日深夜まで通行止めであった。
以上の複数の要因です。スイムコースだけの理由ではありません。選手・ボランティアの安全を第一に考えての判断であったことご理解ください。
中止決定のタイミングについて
選手の皆様も、協賛企業、大会関係者そして私たち主催者も開催を本当に楽しみにしていた大会でした。なんとか開催できる可能性を関係各方面と調整を続けましたが、共催の高松市の同意も得て、実行委員会判断でエイジグループ大会の前日の午前11時というタイミングでの中止発表を行いました。結果的に早めの中止判断ができなかったこと、お詫び申し上げます。

なお、開催困難となる状況は段階的に発生し、気象予報も刻々と変化しておりました。
  • ・6日(金)の段階では午前中発令された洪水警報が昼過ぎにはいったん解除されるなど気象予報では快方に向かう見込であり、8日(日)開催は可能だと判断しておりました。また、スイムコース会場も風もなくおだやかな状態でありました。そのため、6日の14:30の時点では7日は中止、8日は開催の判断をいたしました。
  • ・7日(土)10:30からの危機管理委員会にて、各部門から収集した情報により天候の改善の見込みがたたないこと、市内災害情報、スイムコース環境の悪化の状況が判明し同日11:00からの競技説明会(エリート)にて大会中止を説明。各方面への発表・連絡を行うことといたしました。
選手・ボランティアの安全を第一に考えての判断であったこと、何とかして開催を実現したいという主催者の想いをご理解いただけましたら幸甚です。
競技内容変更の情報及び発表タイミングについて
天候や環境が刻々と変化している状況で、確定した内容は随時ホームページでの案内とお問い合わせに対してお答えしておりました。最終的な競技内容の変更は7日(土)の競技説明会で発表する予定にしており、スプリント競技での開催を検討、設計作業を行っておりましたが、その前に中止決定をいたしましたので、変更内容の情報提供には至りませんでした。
エリート・エイジレースの優先順位について
エリート・エイジレース開催のために最後まで開催の可能性を探していたことをご理解いただきたく思います。実行委員会の姿勢は、エリート・エイジ部門とも同一位置で考えています。
エントリーフィーの返金について
募集要項に記載しております通り、申込後の参加料の返金は一切致しません。
荒天による競技種目の一部変更や大会中止による返金に関しても一切行わないことを了承いただいたうえでエントリーいただいているものと承知しております。
今年エントリーの選手の優遇措置について
次年度の減額対応は行いませんが、2019年大会の優先出場権を提供いたします。本大会は約一日で募集人員が集まる定員より出場希望者の方が多い大会ですので優遇措置としてご理解いただければ幸甚です。
中止した場合の開催費用について
大会前日には全てのコースの資機材は準備が完了しております。高松大会ではボランティアの方々が最終のコース設営を行うため、設営がなくなっても費用はほとんど変わりません。また、事前の広報物、運営に必要な備品、消耗品全て手配済で現地に配備済みです。なお、警備費の一部、飲食費の一部はカットできる見込みですが、一方で雨天対策、借用用地の原状復帰費用、度重なるコース修正による資機材の追加調達、選手、ボランティアの皆様への支給品発送費用など追加の費用も発生いたしますので、大会経費はほとんど変わらない見込みです。
なお、仮に余剰金が発生したとしても主催者の利益にすることはございませんしその旨協会定款にも定めてありますので、次回大会の充実に充てるか、高松市に寄附をすることとなります。前提として大会開催の目的は地域の活性化であり開催によって発生する経済効果を期待するものです。主催者が利益を得ることを目的とはしていないことご理解下さい。
災害支援に大会の資材物品を提供することに対する選手の意思確認について
災害支援に大会の資材物品を提供すると決断したのは、大会開催予定日の翌日でした。選手の皆様に支給する予定であった記念品の発送は開催予定日当日に行っておりTシャツとタオル等の袋詰め、集荷作業をその日に終えておりましたので、選手の意向を聞く時間はございませんでした。
ちなみに災害支援物資に提供したものは、ボランティアに支給予定であった飲料、軍手、選手配布予定であった熱中症対策タブレット、栄養ゼリーの余分、スタッフに配布予定であったタオル、運営備品として準備していたトイレットペーパーです。
今後、このようなことは起きてほしくはありませんが、もしそのようなことがあれば、タイミングもありますが選手の意見も参考にしたいと思います。
本大会の再開催、もしくは代替競技の開催について
本大会の開催にはほぼ10か月の準備期間を要しております。今年度中の再開催もしくは代替競技については考えておりません。次回2019年大会の充実に向けて私たち自身も気持ちを切り替えて努力したいと考えております。
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